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マッチングアプリを始めたのは29歳の秋だった。32歳で結婚相手と出会い、今は結婚して1年が経つ。その間に延べ100人以上とやり取りした。使ったアプリはPairs・with・タップルの3つ。何が良くて何が無駄だったか、振り返って書く。
最初にPairsを使い始めたとき
最初に登録したのはPairsだ。マッチングアプリで「まず試すなら」という認知が広く、男性で月額3,590円(当時)。女性は基本無料。
最初の1ヶ月は何もコツが分からなくて、ほぼ成果がなかった。10人以上にいいねを送ったが、マッチングしたのは2人。そのうち1人は初日のメッセージ以降返信がなかった。
問題はプロフィール写真だった。自撮りで部屋の中で撮った、後ろに荷物が見える写真を使っていた。その後に写真を撮り直してプロの写真スタジオで撮影してもらったら(料金1回7,000円)、いいねが一気に増えた。
写真スタジオで撮影した翌週からいいね数が週5〜6件→週15〜20件になった。数字で言うと3倍以上の変化だ。マッチングアプリで最重要なのはプロフィール写真だという話は本当だった。
プロフィール写真の重要性を数字で証明した
写真を変えた前後でデータをつけていたのでまとめる。
| 期間 | いいね数/週 | マッチング率 | メッセージ返信率 |
|---|---|---|---|
| 自撮り写真(最初3ヶ月) | 5〜8件 | 約15% | 約30% |
| スタジオ写真(以降) | 15〜25件 | 約25% | 約50% |
写真1枚変えただけで、各指標が倍近く改善した。この経験から「プロフィール写真に投資するのが最もROIが高い」という結論になった。7,000円で撮影コストをかけるのが惜しいと思う人もいるかもしれないが、月会費3,590円×数ヶ月を払い続けながら成果が出ない方がずっと無駄だと思う。
3つのアプリの使い分け
Pairs・with・タップルの3つを同時に使っていた時期がある。それぞれに特徴があって、目的によって使い分けていた。
Pairsは会員数が最多で、真剣に結婚を考えている層が多い印象。プロフィールの項目が細かく(年収・職業・希望する結婚時期など)、相手の本気度を確認しやすい。ただしユーザーが多い分、メッセージのやり取りが表面的になりがちで、なかなか会う段階まで進まない経験が多かった。
withは心理テストの相性診断が特徴。テストの結果が似ている相手が候補に出てくる仕組みなので、「何となく話が合う気がする」という感覚でのマッチングがしやすかった。ユーザー数はPairsより少ないが、独自性のある切り口で会話のきっかけになりやすかった。
タップルはInstagram連携ができたり、趣味でマッチングしたりという特徴がある。20代前半のユーザーが多い印象で、「遊び目的かな」と感じる相手も少なくなかった。結婚目的には少し合わなかったため、数ヶ月で退会した。
メッセージでの失敗と改善
マッチングしてもメッセージが続かない時期があった。送っていたメッセージを振り返ると問題が分かった。
ダメだったパターン:「初めまして!よろしくお願いします。プロフィール見ました。共通点多そうですね」というような内容。自分の気持ちも相手への興味も伝わらない、コピペっぽいメッセージだった。
改善したパターン:プロフィールを読んで気になった1点について具体的に聞く。「プロフィールに〇〇が好きと書いてありましたが、最近では何が一番良かったですか?」という形。相手が答えやすく、会話が広がりやすくなった。
大事だと気づいたのは「テンプレートを使わないこと」だ。相手のプロフィールを読んで、その人に向けた1通を書く。これだけで返信率が大きく変わった。
会う前の判断基準
メッセージでのやり取りが続いた場合、会う前に何回くらいやり取りするかという問題がある。
自分の場合、メッセージは5〜7往復程度でLINEに移行して、2週間以内には会うようにしていた。長くやり取りしすぎると「メッセージ友達」になってしまい、実際に会う段階でハードルが上がってしまう経験が何度かあった。
長期にわたるメッセージは疲弊する。相手に会って初めて分かることの方が圧倒的に多いので、話が合う感触があれば早めに会う提案をするのが自分には合っていた。
100人以上のやり取りを通して学んだこと
3年間で延べ100人以上とやり取りした。実際に会ったのはそのうち約35人。交際まで至ったのは3人。最終的に結婚したのは1人だ。
マッチングアプリは「数の中から縁を見つける作業」だと思っている。100人とやり取りして1人の結婚相手を見つけたという結果は、決して効率が悪い方法ではないと思う。リアルの出会いが少ない環境で年間数十人の出会いを作れるサービスは他にない。
ただし続けるためのメンタル管理も大事だった。うまくいかない期間が続くと「このまま一生独身かも」という気持ちになる。自分は「月1回は何か楽しいことをする」「アプリの時間を決める(1日30分以内)」というルールを自分に課して、婚活疲れを予防していた。
マッチングアプリで結婚相手を見つけることは確かに可能だ。ただし写真・プロフィール・メッセージの3つへの投資と改善が必要で、「登録さえすれば出会える」という話ではない。工夫する部分を間違えなければ、着実に成果が出るツールだと思っている。
